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2008年4月 9日アーカイブ

 ここまでで述べてきたように、インプラントとは歯槽骨(歯の周りの骨)に人工歯根を埋め込む治療法です。ということは、人工歯根を支えるだけの元気で分厚い歯槽骨が無くてはならないということが前提になります。この骨があまり強くないと、上顎の場合はサイナスと呼ばれる上顎洞(鼻腔と繋がっている空洞)にインプラントが出てしまい、手術が困難になります。また下顎の骨が薄い場合は、下顎の神経に触れてしまう可能性が有り、これも手術は困難になります。不幸なことに日本人は元々骨が薄く、この症例に当てはまり易いというのが現実です。しかしここでうなだれる必要はありません。骨が薄いのなら足して育てればいいのです、という治療法が骨移植です。

  clip_image005.gif

?)上顎の歯槽骨が足りない方の治療法

    サイナス・リフト

   骨が薄いと言われるなかでも特に、上顎の奥歯が問題となります。上顎の奥歯の上にはサイナスと呼ばれる空洞があり、歯槽骨が薄いと貫通してサイナスに到達してしまいます。そこでこの上顎の骨とサイナスの間にシュナイダー膜と呼ばれる厚めの粘膜があるのですが、この粘膜を剥離し、浮かせて出来た隙間に骨移植や骨補填材を当てて補強をすることで、移植した骨が安定するまで9ヶ月?12ヶ月ほどの期間が必要となる可能性がありますが、インプラントを可能にすることができます。

   この治療法をサイナス・リフトと呼び、本来の治療費とは別途に5万?15万円の費用がかかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソケット・リフト

   これも上顎洞と呼ばれる左右の鼻の奥に広がる空洞が原因の時に用いられる方法です。手法はサイナス・リフトに似ていますが、こちらの方が患者に負担をかけず、時間も短くて済むという最新の注目手法です。サイナス・リフトと違う点は、シュナイダー粘膜を剥離させない、つまり奥歯から上顎洞を露出させない点です。インプラントを植込む穴の奥に、骨の元を入れ、じわじわとシュナイダー粘膜を押し上げていきます。その骨の元が安定するのを待ち、上に歯を作っていきます。

 この手法をソケット・リフトといい、これも本来の治療とは別途に料金がかかりますが、サイナス・リフトに比べ安価であり、医院によっては無料のこともあります。

 

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