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インプラントの手術方法の最近のブログ記事

 ここまでで述べてきたように、インプラントとは歯槽骨(歯の周りの骨)に人工歯根を埋め込む治療法です。ということは、人工歯根を支えるだけの元気で分厚い歯槽骨が無くてはならないということが前提になります。この骨があまり強くないと、上顎の場合はサイナスと呼ばれる上顎洞(鼻腔と繋がっている空洞)にインプラントが出てしまい、手術が困難になります。また下顎の骨が薄い場合は、下顎の神経に触れてしまう可能性が有り、これも手術は困難になります。不幸なことに日本人は元々骨が薄く、この症例に当てはまり易いというのが現実です。しかしここでうなだれる必要はありません。骨が薄いのなら足して育てればいいのです、という治療法が骨移植です。

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?)上顎の歯槽骨が足りない方の治療法

    サイナス・リフト

   骨が薄いと言われるなかでも特に、上顎の奥歯が問題となります。上顎の奥歯の上にはサイナスと呼ばれる空洞があり、歯槽骨が薄いと貫通してサイナスに到達してしまいます。そこでこの上顎の骨とサイナスの間にシュナイダー膜と呼ばれる厚めの粘膜があるのですが、この粘膜を剥離し、浮かせて出来た隙間に骨移植や骨補填材を当てて補強をすることで、移植した骨が安定するまで9ヶ月?12ヶ月ほどの期間が必要となる可能性がありますが、インプラントを可能にすることができます。

   この治療法をサイナス・リフトと呼び、本来の治療費とは別途に5万?15万円の費用がかかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソケット・リフト

   これも上顎洞と呼ばれる左右の鼻の奥に広がる空洞が原因の時に用いられる方法です。手法はサイナス・リフトに似ていますが、こちらの方が患者に負担をかけず、時間も短くて済むという最新の注目手法です。サイナス・リフトと違う点は、シュナイダー粘膜を剥離させない、つまり奥歯から上顎洞を露出させない点です。インプラントを植込む穴の奥に、骨の元を入れ、じわじわとシュナイダー粘膜を押し上げていきます。その骨の元が安定するのを待ち、上に歯を作っていきます。

 この手法をソケット・リフトといい、これも本来の治療とは別途に料金がかかりますが、サイナス・リフトに比べ安価であり、医院によっては無料のこともあります。

 

インプラントを埋め込むときなどには、あらかじめしっかりと局部麻酔を効かせて治療していきますので、痛みを感じることはほとんどありません。また、恐怖心の強い方には笑気麻酔などを使用する場合もございます。

まれに手術後、1?2日前後痛みや腫れがでることがございますが、ほとんどの場合、通常のお薬で抑えられることができます。

それでも痛みが引かない場合は、担当の医師と相談するのがよいでしょう。

このインプラントの手術には一回法と二回法と呼ばれる手術法に分けられます。これらがどういうものかというと、一回法は、手術回数(歯肉の切開回数)が1回で済むという意味で、最初に人工歯根を埋め込む時に、歯肉からインプラントの頭部を出しておく手法です。一方二回法は、人工歯根を埋め込む際に、歯肉を被せて縫合します。そしてアバットメントを取り付ける時に、もう一度手術(切開)を必要とします。

この一回法と二回法に手術方法が分けられるのは、インプラント体に種類があるためです。インプラントの種類についての細かい内容は「インプラントの種類」の項でご説明します。

 

 手術が一回で済むなら一回法の方がいいんじゃないの、そう思われる人も沢山いると思います。しかし、そう簡単には言えない問題が含まれているのです。結論を言わせていただくと、一回法よりも二回法の方が成功率が数%高いのです。ただ、手術を二回行うということはそれだけ時間も体への負担もかかりますので、「それは困る」という方々には一回法が向いているかもしれません。しかし、リスクを含む治療に対して万全に望みたいのであれば、2回法の施行をお勧め致します

 

 

顎の骨が少なく、インプラントの一部が骨の外に露出してしまう場合に用いる、骨形成法です。

露出したインプラント周囲の骨表面を「かんな」のような器具でかきとり、少量の骨を採取します。

採取した骨とカルシウムの結晶を露出したインプラントの表面におき、骨ができてくるのを待ちます。

6か月ほど経過すると、自身の骨の組織が誘導され、インプラントがしっかりと固定されることになります。

GBRは、抜歯したのちすぐにインプラントを植立する際に適した方法です。

2回法とは、インプラントを骨に挿入したあと、インプラントを完全に歯肉の下に埋没させる治療法です。その後、インプラントと骨の結合を確認し、再び手術で歯肉を小さく切開し仮の蓋を取り付けます。さらに、歯肉の治癒を待って土台を取り付け型をとり、上部構造を装着します。1回法と比較すると、手術が2回であることによる患者様への負担と、治療期間の長さが欠点となります。

しかし、骨の高さや厚さが不足している場合にも対応できるなどの長所もございます。

1回法2回法ともにそれぞれメリットとデメリットがありが、どちらが優れているということは無く、患者様や使用するインプラント体によって方法が異なります。

1回法とは、インプラントを骨に挿入したあと、口内に露出させる治療法です。その後、人工歯を装着するため、1回の手術で終らせることができるため、患者様への負担を最小限におさえることが可能です。

ただし、1時手術後に何らかの圧力がかかったり、口腔清掃がうまくいかない場合など、インテグレーション(骨とフィクスチャーの結合)が阻害される可能性があります。また、骨の厚さや高さが不足している方には向かない手術方法です。